氷河期の日本列島・第四期洪積世後期
下図の薄い茶色の部分は、もちろん冷涼ステップと同じような草原でした。
当時の埴生の状態は、福井県水月湖、秋田県目潟の水底堆積物の研究により明らかになっています。
現代から、さかのぼって10万年分の花粉、プランクトン、火山灰etc.・・・が、
年ごとに縞になっていて、1年ごとに数えることが出来ます。
これを「年縞・ねんこう」と呼び、
その精密度は放射性炭素年代よりも、はるかに正確であることが、世界に先駆けて証明されました。
この分析により、降水量、水位の変動、地震、洪水、風向き、水質、はては、ダストの成分分析から、
中国大陸の古気候に至るまでが明らかになったのです。
もっと詳しくは、安田善憲氏のいろいろな著書を参照下さい。
ちょっと高価ですが、「稲作漁労文明」 (雄山閣)が、私のお勧めです。
11:29 午後 | Permalink
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